Information
10月の営業予定 / 新入荷額縁のお知らせ

10月の営業予定を更新しました。
ややイレギュラーなところもありますので、下記参照していただけると幸いです。
https://shukujitsu.com/calendar/2022-10
写真は新入荷の額縁サンプルです。
ワッフルのような、キルト生地のような、独特の装飾パターンです。
案外ジャンルを選ばずに合わせやすい印象です。
当店はあくまでシンプルな木製額縁を中心に額装をしておりますが、
このような装飾のあるモールディングも厳選したラインナップで展開しております。
近年ヨーロッパ生産のものは数が少なくなってしまいましたが、
イタリア製やチェコ製のモールディングも扱っております。
是非店頭にて、作品に額サンプルをあててみてください。
8月の営業予定 / カセットテープフレームのご紹介

8月の営業予定を更新いたしました。こちらご参照くださいませ。
https://shukujitsu.com/calendar/2022-08
13~15日はお盆休みとなります。ただ火曜・水曜の休業が多い当店ですが、16日・17日は営業いたします。
それとややイレギュラーなのですが、22日月曜日は諸事情により休業させていただきます。
おまけで画像のフレームは、カセットテープ用のオリジナルフレームです。
近年人気が再燃しつつあるカセットテープですが、それは独特な音質だけでなく、
レトロフューチャー感溢れるカセットテープ自体の見た目が評価されている部分もありますよね。
こちらはテープを固定する必要もなく、入れ替えも容易です。
台紙の変更も可能なので、スケルトンタイプのテープの場合は台紙に色を入れても面白いです。
このようなミュージックテープを入れても良し、
手書きのインデックスが貼られた思い出のミックステープを入れても良しです。
複数枚並べて掛けても良い雰囲気だと思います。
他の色や材での製作も可能ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
暑い日々が続きますね。
今年は少し、新型コロナウィルス発生前の夏が戻ってきている気配を感じますね。
皆様それぞれの良い夏をお過ごしください。
その中で、空調の効いた当店での額選びもいかがでしょうか。
引き続き、額装のご依頼お待ちしております。
展示会情報 / 額装紹介

OIL by 美術⼿帖ギャラリーで、イギリス出⾝のアーティストSickboy(シックボーイ)の個展「FOREVER – TOKYO 2022」を開催されます。
本展は、Sickboyにとって重要な変換点となります。これまでの彼の作品はカラフルな⾊彩を特徴としてきましたが、今回初めて完全なモノトーンの作品を制作しました。また、通常の絵画や彫刻作品に加え、鉛筆画(ドローイング)を発表し、新しくカーボンプリントの作品にも挑戦しています。
鉛筆か絵の具か。⿊か⽩か。定着しているか、消せるか。剥き出しのものか、しっかりしたものか。バラバラのものか、繋がったものか。刹那的か永遠か。
本展では、これら相反するものすべてのコントラストを感じることができます。時間という私たちの存在を固定するもの、そこから私たちを解放してくれるもの。Sickboyはその⼆⾯性を探求します。イギリスのストリートアートシーンを代表するSickboyの新しい挑戦を、ぜひ会場でチェックしてみてください。
祝日堂もお手伝いさせていただきました。
こちらのドローイング作品はフロート仕様で額装いたしました。
細めの黒ラッカー仕上げでミニマルな印象ながら、あえて台紙にはやや質感のあるピンクをご指定で使用しました。
それもSickboyさんの表現する、相反するもののコントラストの一部なのでしょう。
皆様もこの機会に、是非OILに足をお運びください。
Sickboy「FOREVER – TOKYO 2022」
キュレーション|⿃巣峻史(COOPTORiS)
会場|OIL by 美術⼿帖ギャラリー
会期|2022年4⽉14⽇(⽊)〜4⽉26⽇(⽕) ※会期中無休
開場時間|11:00〜20:00
Sickboy
1980年イギリス・ブルストル⽣まれ。
寺院を模したモチーフと「Save the Youth」をスローガンで知られるストリートアーティスト。また、イギリスのストリートアートシーンにおいて、タグの代わりに初めてロゴを使ったグラフィティアーティストのひとり。彼の作品は進化を続け、まったく新しいタギングの⽅法を発案したことにより、ストリートシーンに⼤きな影響を残している。 Sickboyの作品はイギリスの国営放送(BBC)、インディペンデント紙をはじめ、国内外の様々なメディアで特集され、Banksyの映画「Exis Through The Gift Shop」(2010)にも登場している。
シンプル木製額縁 経年変化について

先日、オープン時より使っていた額縁サンプルを新しいものに替えました。
そこで、額縁に使っている木材の経年変化について書いてみようと思います。
良い無垢の木材は革製品と同じように、
年月の経過に伴って美しさを増す、経年美の魅力を持っています。
変化の仕方は樹種によっても環境によっても異なるのですが、
概ね風合いが増し、色は深くなり、少しずつ美しい変化を遂げていきます。
右側のサンプルは製作から1年半程が経過しております。
単体で見ると案外気が付きづらいものですが、比べると差があります。
木材に含まれるポリフェノール・アミノ酸・ステロイド・リグニンといった成分が、光を吸収して分解していくと色合いが変化していきます。
また木材に含まれる油分が表面に出てきて艶感が増してくる樹種もあります。
こういった雰囲気の良い変化は、近年出回っている突板仕上げの額縁では味わえないものです。
例えば1枚目のメイプル材は色味が深くなり、落ち着いた風合いになっています。
2枚目のタモ材や3枚目のオーク材はやや褐色に変化していっております。
サンプルが新しいので今回は入れ替えておりませんが、
アルダー材やウォールナット材はこれらの材とは対照的に、
色味が徐々に明るくなっていく変化をしていきます。
無垢材の額縁は、こういった美しい経年変化が得られます。
作品は勿論、額縁も含めて、愛着を持って長い期間飾って楽しんでいただけたら、我々も大変嬉しいです。